嘉喜尾の黒瀬川ロード

嘉喜尾の黒瀬川ロード

サンゴの化石が示す、黒瀬川構造帯の謎

嘉喜尾地区の黒瀬川の流域の石灰岩や凝灰岩からは、ハチノスサンゴやクサリサンゴなど愛媛県の天然記念物にも指定されている珍しい化石が発見されています。明らかに周囲とは異なるこれらの岩石の調査が日本で初めて行われたため、九州から関東まで続く一連の地質が「黒瀬川構造帯」と名付けられました。
ハチノスサンゴやクサリサンゴはともに床板サンゴ類に属していた絶滅種で、4億2,000万年前のシルル紀にあたたかい海で生息していました。

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上流域ではウミユリの化石も発見

百合に似ていることからその名が付いたウミユリ。ヒトデやウニと同じ棘皮動物の一種で、ジュラ紀の地層(1億4,000万年前)から発見されました。

ジオポイントDATA

【アクセス & 注意事項】
◎西予宇和ICから車で約40分
◎一般人のアクセスは不可です
◎駐車場無