国造神社の樹叢

国造神社の樹叢

南方系の植生が特徴の境内林

国造神社は、三瓶町朝立地区のほぼ中央の小さな丘に存在します。この神社は朝立地区の各神社を1868(明治元)年に合祀し、「三瓶」の地名と関係の深い三瓶神社も祀っています。
埋め立てによって今の朝立地区ができるまで、このあたりは海岸線でした。そのため、黒潮の影響を受けた国造神社の境内林には、タイミンタチバナやミミズバイ、アコウなどの南方系の植物が生育し、町中にありながら宇和海沿岸部の自然林の雰囲気を感じることができます。

Pick Up

塩田が示された絵地図 塩田が示された絵地図

塩田も存在した埋め立て地

朝立地区では江戸時代から海岸線の埋め立てが行われ、塩田も存在していました。1910(明治43)年には芝居小屋「朝日座」が建てられ、現在の朝日文楽につながります。

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学術上貴重な自然林

樹叢では、約80種類の樹木と、約150種類の草花が確認されています。南方系植物以外にも、幹の太さ5.5mのクスノキなど目を引く樹木も存在します。

ジオポイントDATA

【アクセス & 注意事項】
◎西予宇和ICから車で約30分
◎駐車場有