野井川の樽の滝

野井川の樽の滝

虹ができる落差30mの滝

雨包山の峰からの水が、大小様々な滝となって野井川に注いでいます。そのなかでも「樽の滝」は、落差約30mを誇り、滝の一帯は層状チャートや泥岩、頁岩などでできています。
滝の水量はそう多くはありませんが、水で濡れた層状チャートは、しま模様がはっきりとわかり、キラキラと輝いて見えます。また、水しぶきが陽の光に照らされて、虹
できることもあります。秋は紅葉で赤く色づき、冬には滝の水が凍り、幻想的な景色に包まれます。

Pick Up

年代によって異なる地質の層状チャート

一般的にプランクトンの死骸が固まりできるチャートですが、プランクトンの供給がない時代には、粘土などで地層がつくられ、しま模様になりました。

ジオポイントDATA

【アクセス & 注意事項】
◎西予宇和ICから車で約80分
◎雨包山の登山口を入り、少し登った右側に有ります
◎駐車場は雨包山の休憩所をご利用ください
◎滝に近づく時には、足元にご注意ください
◎歩きやすい靴・服装を推奨します