砂岩と泥岩のしましま模様が見える場所
俵津のしましま地層がある四万十層はプレートが沈み込む際に、大地がはがれて堆積した典型的な付加体による地層です。俵津のしましま地層では主に砂岩と泥岩が交互に構成されたタービダイトを観察できます。
タービダイトは、大雨のときなどに発生する大きな川の水の力で運ばれた砂や泥が海の底(海溝)に溜まったものです。その際、粒が粗い砂が先に溜まって細かな泥がその上に溜まることによってしま模様となります。
俵津のしましま地層がある四万十層はプレートが沈み込む際に、大地がはがれて堆積した典型的な付加体による地層です。俵津のしましま地層では主に砂岩と泥岩が交互に構成されたタービダイトを観察できます。
タービダイトは、大雨のときなどに発生する大きな川の水の力で運ばれた砂や泥が海の底(海溝)に溜まったものです。その際、粒が粗い砂が先に溜まって細かな泥がその上に溜まることによってしま模様となります。
ここでは砂岩と泥岩の地層に何らかの力が加わったことで引き伸ばされ、砂岩層がちぎれたところに泥が流れこんでつくられるブーディン構造も観察することができます。砂岩と泥岩では粘り気が異なることからこのような構造ができます。 ブーディンとはフランス語でソーセージのことです。ブツ切りになった砂岩が連続している様子が、連なったソーセージに見えることからその名がつきました。
四万十層は中生代白亜紀~新生代第三紀に形成されました。西予市で見られる地層の中では比較的新しいものです。ちなみに白亜紀は大型恐竜が全盛の時代で、白亜紀末期には全滅しました。
潮が引くと、ヒトデやイソギンチャクなどの潮間帯の生物も観察することができます。引き潮の時間を利用して、生物に触れましょう。