かつての商家が立ち並ぶ歴史的な町並み
卯之町の町並みは室町時代から戦国時代に松葉城を拠点とした西園寺氏の城下町が起源です。西園寺氏が黒瀬城に移り、滅亡した後も存続しましたが、たびたび火災にみまわれたため、1651(慶安4)年に現在の場所に移転後に、卯之町と改称されたと伝わります。江戸時代を通じ宇和盆地の米や宇和ヒノキの集散地として、宇和島と大洲を結ぶ宇和島街道の宿場町として栄え、明治以降も蔵元などの商家が並ぶ在郷町として発展し続けました。
卯之町の町並みは室町時代から戦国時代に松葉城を拠点とした西園寺氏の城下町が起源です。西園寺氏が黒瀬城に移り、滅亡した後も存続しましたが、たびたび火災にみまわれたため、1651(慶安4)年に現在の場所に移転後に、卯之町と改称されたと伝わります。江戸時代を通じ宇和盆地の米や宇和ヒノキの集散地として、宇和島と大洲を結ぶ宇和島街道の宿場町として栄え、明治以降も蔵元などの商家が並ぶ在郷町として発展し続けました。
現在の卯之町には江戸中期から昭和初期の商家が立ち並び、白壁、うだつ、持送り、格子などの伝統的な建築様式が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。この地区は、北側にある山に向かいゆるやかな上り坂になっていますが、これは過去に繰り返し起こった土石流でできた小規模な扇状地(沖積錐)の上に立地しているためです。今後も、大雨が降った後などは土石流に注意する必要があります。
1882(明治15)年に建設された国の重要文化財「開明学校」は日本の伝統的な白壁に洋風のアーチ型の窓を取り入れたモダンな建物です。その石垣にはチャートの岩石が用いられています。
◎明治の授業体験(4人以上):200円 ◎入館料:《宇和民具館と開明学校のセット料金》 (個人)大人/500円、小人/300円 ※団体料金(20名以上)は50円引き ※「小人」は小中学生、就学前は無料 ◎お問い合わせ先:開明学校0894-62-4292(町並みガイドも有)